セロトニンと衝動性の深〜い関係 メンタルヘルスニュース.net

 

2008年09月05日

セロトニンと衝動性の深〜い関係

意思決定時の攻撃性や衝動性を抑制するうえで、神経伝達物質「セロトニン(serotonin)」が大きな役割を担うことが英国の科学者らの実験で明らかになりました!

これまでにもこの衝動性とセロトニンとの関係は重要視されてきたのですが、具体的な研究結果が出たようです。

セロトニンが・・・

社会的行動に及ぼす影響については、かねてから神経学者や精神科医の間で指摘されてきたが、その正確な役割については諸説あった。今回の研究報告は、脳内セロトニン濃度の低下と衝動的行動の因果関係を初めて明らかにすると同時に、空腹時に人が攻撃的になる理由も解き明かしている。

 脳内セロトニン濃度は空腹時に低下する。セロトニンを生成するために必要な必須アミノ酸の1つ「トリプトファン(tryptophan)」は体内合成が不可能で、食物からしか摂取するしかないからだ。

 研究に当たったケンブリッジ大学(University of Cambridge)の科学者らはこの事実に着目。被験者の食事を制限して脳内セロトニン濃度を低下させ、不公平な状況に置かれたときの反応を見る「最後通牒ゲーム」に参加してもらうかたちで実験を行った。

 このゲームでは、プレーヤーの1人が別のプレーヤーに高額の金を分け合うことを提案する。提案者の意見が受け手に承認されれば、2人とも提案通りの金額を得ることができる。却下されれば、2人とも一銭も得ることができない。

 通常、提案額が全額の2-3割程度の場合、「却下すれば一銭も得られない」とわかっているのに、約半数が却下される。

 ところが実験では、脳内セロトニン濃度が低下した状態だと約8割が却下される結果が出た。

 研究チームの1人は「社会的意思決定において、セロトニンが攻撃的な反応を抑止するという重要な役割を担っていることがわかった」と指摘したうえで、「セロトニン濃度は食事制限やストレスにより変動する。日ごろの意思決定にこのことが及ぼす影響をきちんと理解する必要がある」と述べた。

 研究チームは、今回の実験結果がうつ病、強迫性障害、重度の不安など、セロトニン濃度の低下を特徴とするさまざまな臨床的障害の治療に光明をもたらすことになるだろうとしている。


yupuの個人的なまとめ

食事からしか摂ることのできない「トリプトファン」という必須アミノ酸の一つが原料となっています。

しかもセロトニンは主にトリプトファンからしか合成されません。

つまり、トリプトファンからセロトニンをつくるには、トリプトファンを含む食物を食べることでしかできないのです。

うつ病などのセロトニンが減少する疾患において、薬物療法だけではなかなか治癒できないことが、食生活も一因になっていることに気づいていない人は多いかもしれません。

ちなみに私は今月からトリプトファンを多く含むこの食品を補助的に摂取することにしました。
まだまだ効果はどうなるかわかりませんが、調子が少しでも良くなればいいなと思っています。
posted by yupu at 23:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳科学
スポンサードリンク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106075654
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック