ちょっと古いニュースですが・・・気になったので。
米科学誌「サイエンス(Science)」は7月12日、『脳内で不快な記憶を抑制する部分』が明らかになったと発表した。
この調査結果により、なんと、うつ病や心的外傷後ストレス障害(PTSD)治療における前進が期待されるそうです。
「記憶の抑制」については、約1世紀間にもわたって心理学者たちの間で議論・研究されてきたそうです。
今回の調査では実際に被験者に脳スキャンを行い、不快な記憶について考えないようにした際の脳活動を記録したそうです。
この調査によると、健康な被験者16人の調査結果では、前頭前野部により記憶が抑制されることが確認されたという。
実験では、無関係の写真2枚を組み合わせたものが被験者に40セット渡されました。1枚は自然な表情の顔写真で、もう1枚は事故現場や悲惨なけが、電気イスや犯罪現場などの不安をあおる写真。
(↑ 被験者さんは大変だったでしょうね(^^;;)
各被験者はすべての組み合わせを記憶した後、顔写真のみを1枚ずつ見せられ、それぞれとペアになった写真を意識して思い出すか、意識して考えないように指示されたという。
研究を指揮したUniversity of Colorado at Boulder博士課程のBrendan Depueさんは、脳スキャンの結果、被験者らは感情に強く訴える記憶をある程度コントロール(抑制)できることがわかったとの実験結果を発表した。
研究チームは、この研究がPTSD(心的外傷後ストレス障害)、恐怖症や強迫性障害のセラピーや薬物療法に役立てられることに期待を寄せています。
Depueさんは、「まずは健康な被験者の脳内で『記憶の抑制』がどのように起こり、どの神経機構が働いているかの研究が必要です。その後、臨床患者の神経機構を調べ、なぜ機能していないのかを探れば、症状の改善に貢献できるはずです」と語っています。
yupuの個人的な感想
今後に期待したい研究結果ですね。
難しい内容だったので、今から書くことは間違っているのかもしれませんが、本来健康な人間は、不快な情報に対して『記憶を抑制する脳の部分』がちゃんとはたらいてくれて、うまく記憶から消そうとしているということになりますよね!?
…ということは、うつ病患者やPTSD患者の脳は、何らかの原因でその『記憶を抑制する脳の部分』に異常が生じてしまっていて、ちょっとした刺激でフラッシュバックを起こしたり、悪夢を見たりするのではないか?と推測できます。
その症状の現れ方で、診断名がうつ病だったり、パニック障害だったり、強迫性障害だったり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)だったりするのかもしれませんね。
私も一人のうつ病患者として、一刻も早くこのような脳科学的なレベルでの病因解明がされてほしいです。
今はまだ、うつ病などの疾患に対して理解のない人に説明しようにも、ハッキリしたことがわかっていなさすぎて、説明できないのが現状ですから。
