「うつ状態」が血液検査で発見できることに! メンタルヘルスニュース.net

 

2008年04月10日

「うつ状態」が血液検査で発見できることに!

これまで、抗うつ薬の効果の有無は、患者の様子などでしか評価できませんでした。
セロトニンの具体的な数値を知ることもできず、本当に抗うつ薬が効いているのか疑問視する声さえあります。

そんなうつ病の薬物療法の実態でしたが、簡単な血液検査で「うつ状態」を判断し、抗うつ剤の効果をより早く確認できる手法を、米イリノイ大学の研究者が2008年3月11日に発表しました。
これは鬱状態の指標となる脳細胞内のタンパク質を利用したもので、抗うつ剤の効果が4-5日で判断できるそうです。

 イリノイ大学シカゴ校医学部の研究チームは、自殺したうつ病の患者16人と、精神疾患を発症したことのない人の脳を比較。
その結果、うつ病患者の脳細胞では、脂質ラフト(lipid rafts)と呼ばれる部分に、シグナル伝達に関与するタンパク質「Gs alpha」が多く存在していることがわかった。

 脂質ラフトは細胞膜の内外をつなぐ部分で、多くの重要な働きを持っている。これまでにも、マウスや脳細胞の研究で、タンパク質「Gs alpha」が蓄積する現象が確認されている。このタンパク質が脂質ラフトに閉じこめられると、神経伝達物質を活性化する能力が低くなってしまう。

 抗うつ剤は「Gs alpha」を脂質ラフトから取り除く効果があるが、脳細胞の脂質ラフトに作用するには約1か月かかる。そこでレーズニック教授らは、血液中の血球に注目。血球の脂質ラフトでは、抗うつ剤の効果が4-5日間で判明できることを突き止めました。


yupuの個人的な感想

うつ病の薬物療法において画期的な研究結果だと思います。
はやく実用化されてほしいですね。

血液検査で簡単に抗うつ薬の効き目がわかるようになれば、うつ病患者の苦しみや悩みもかなり少なくなり、治療経過も相当良くなるのではないでしょうか。
posted by yupu at 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 抗うつ薬
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