PTSDに苦しむイラク・アフガニスタン帰還兵たち メンタルヘルスニュース.net

 

2008年05月23日

PTSDに苦しむイラク・アフガニスタン帰還兵たち


イラクやアフガニスタンから帰還した米兵の大半が、「見えない傷」とも言うべき精神疾患を訴えているそうです。

しかし、不名誉な烙印を押されることやキャリアに傷が付くことを恐れて、病院には行っていない。こうした調査結果が2008年4月30日に公表されました。

 調査は、米国精神医学会(American Psychiatric Association、APA)の委託を受けた世論調査会社ハリスインタラクティブ(Harris Interactive)が、イラクまたはアフガニスタンからの帰還兵347人とその配偶者を対象に行った。

 それによると、10人中6人が戦場での「不快な経験」によるストレスを今も引きずっていると答えたが、そのうち精神科に行ったと答えた人はわずか10%だった。

 なぜ精神科に行かないのかとの問いには、60%が「キャリアに響くから」、53%が「周りにバカにされそうな気がするから」と答えた。

 また、3分の2が「心の病について家族や友人に話したことはない」と回答。「眠れない」「憂うつ」と答えた人は半数、「何をやっても興味がわかない」と答えた人は3分の1にのぼった。

「戦争中、心の病への警告サインには気づかなかった」と答えた人は65%で、「気づいていた」の35%を2倍近く上回った。

 また、配偶者に対する調査では、約3分の2が、パートナーが戦場に行き1人で家庭を切り盛りすることにストレスを感じていたと答えた。

 NGO「RAND」は4月初め、イラクやアフガニスタンから帰還した米兵160万人のうち、約5人に1人がうつ病またはPTSD心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいるとの報告を出している。

yupuの個人的な感想

精神医療では日本と比べ物にならないほど周囲の理解が進んでいると思っていただけに、この結果には正直びっくりしました。

PTSDやうつ病で診断されるとキャリアに影響する・・・確かに他の身体の病気にかかってもキャリアに影響する可能性はありますが。
患者個人の意識改革がもっと必要なことがこのニュースからよくわかりました。

日本での精神医学への偏見は最近の啓蒙活動のおかげか、むしろ一部の人間の間では厳しくなっているような気さえします。
posted by yupu at 15:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | PTSD
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